70歳の危機と奇跡⑤

  私たちは病気や何らかの症状を、年のせいだとかストレスが作用したからだと言ってそのように捉えがちだが、一因はあるものの背後に悪魔の働きがあることを見逃している。そして、その症状や病気は自分のものであるかのように悪魔の嘘を信じて受け入れてしまうのだ。

 世の中には悟ったようにこんなことを言う人がある。「病気と闘おうと思うからよけいに苦しいのだ。むしろ、病気を受け入れれば無用な葛藤はなくなる。」とか「がんと共に生きる」等々‥。このように言う人はすでに欺かれている。つまり、悪魔の思うツボだということである。イエスは悪魔のことをこう言われた。「悪魔は初めから人殺しであり、真理に立ってはいません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。」(ヨハネ8章44節)

 悪魔のもたらすものに私たちは「ノー」と言わなければならない。幸いなことに、神は私たちにイエス・キリストの贖いによる救いの道も、病のいやしも与えておられる。