回復へ

 翌朝は血圧が少し下がって頭の痛みもなかった。これまで腰の痛みのため寝返りもしずらかったが、いくらか布団の中の身体が動きやすく感じた。トイレに立つのも楽になった。きっと、友人の祈りが神に届いているのだろう。本当にありがたい。

 あの邪悪な悪しき日(エペソ6章13節)からわずか三日ほどで身体の不調はどんどん変わり、なんとか日常のことがこなせるまでになった。それで、思い切って自転車に乗ってみようという気になった。今までの身体の状態を思えばそれは無謀ともいえるが、私はこのままの体調に満足してはいられなかった。大事を取って良くなる保障もなかった。これは戦いなのだ。サタンとの戦いであり、自分の肉の弱さ、恐れや不信との戦いなのだから。信仰の大海原に乗り出さなければならない。  

  新 聖歌に「沖へ出でよ」345番があるが、私の心を奮い立たせてくれる。

 ♪ 父なる神の恵みは限りなき海ぞ ともづなを解きて沖へ漕ぎ出でて見よや 

   沖へ出でよ 岸を離れ 主の恵みのただ中へ いざ漕ぎ出でよ